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ネジザウルス

ネジザウルスの種類と選び方|結局どれがいい?引っ越しのプロの答えはGT

こんにちは、工具おたです。現役の引っ越し作業員として、現場で家具の解体と組み立てをしています。

ネジ山がつぶれたネジを外せる工具として有名な「ネジザウルス」。いざ買おうとすると、種類がたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

  • ネジザウルスって種類がいっぱいあるけど、どれがいいの?
  • GT・M2・RX・VPって何が違うの?
  • どれが一番いいか、1本に絞ってほしい!

この記事では、引っ越しの現場でネジザウルスを使っているわたしの体験と、メーカーや販売店の仕様をもとに、ネジザウルスの種類の違いと選び方をまとめました。

この記事の結論

  • 迷ったらネジザウルスGT(PZ-58)。専門職でなければ、ほとんどの人はGTで十分
  • GTは長さ16cm・重さ130gで、ちょうどいい大きさ。頭の低いトラスネジにも対応
  • 小さい精密ネジならM2、大きいネジや固いネジならRXやVPと、用途がはっきりしている人だけほかの種類を選ぶ
  • 頭の出ていないネジ(皿ネジなど)はネジザウルスではつかめない。ネジバズーカなど別の工具を使う
目次
  1. ネジザウルスとは?
  2. ネジザウルスの主な種類と違い
  3. ネジの頭の形とネジザウルスの相性
  4. 結論:迷ったら「ネジザウルスGT」でOK
  5. GT以外を選んだほうがいい人
  6. ネジザウルスでも外せないネジ
  7. ネジのトラブルで使えるエンジニアの関連工具
  8. 引っ越しの現場でネジザウルスGTが必要な理由
  9. 現場でのネジザウルスGTの使いみち
  10. ネジザウルスGTの気になるところ
  11. ネジザウルスGTの基本の使い方
  12. ネジザウルスの値段の目安
  13. ネジザウルスを買う前のチェックリスト
  14. よくある質問
  15. まとめ

ネジザウルスとは?

ネジザウルスは、工具メーカーの株式会社エンジニアが作っている、ネジ山がつぶれたネジやサビたネジを外すためのペンチ(プライヤー)です。

ふつうのペンチとの大きな違いは、先端にタテ方向の溝が刻まれていることです。このタテ溝がネジの頭に食い込むので、ドライバーで回せなくなったネジでも、頭をつかんで回して外せます。

ふつうのペンチの先

溝が横向き → 回すとすべる

ネジザウルスの先

溝がタテ向き → ネジ頭に食い込む

エンジニアは、昭和23年(1948年)に大阪府豊中市で「双葉工具製作所」として創業し、平成14年(2002年)に「株式会社エンジニア」に社名を変更した工具メーカーです。ネジザウルスのほかにも、サビ取り剤の「ネジザウルスリキッド」や、なめたネジを外すビット「ネジバズーカ」など、ネジのトラブルを解決する工具をたくさん出しています。

ネジザウルスの主な種類と違い

ネジザウルスは種類が多く、販売店のミスミでは、エンジニアのネジザウルス系のプライヤーだけで14種類が並んでいます(2026年11月時点)。ここでは、代表的なものをまとめました。

名前(型番) 全長 重さ つかめるネジ頭の大きさ(先端) 特長
ネジザウルス(PZ-55) 150mm 125g φ3〜8mm 基本のモデル
ネジザウルスGT(PZ-58) 160mm 130g φ3〜9.5mm 頭の低いトラスネジにも対応
ネジザウルスM2(PZ-57) 120mm 100g φ2〜3.5mm 小さな精密ネジ用。先が細い
ネジザウルスXP(PZ-56) 175mm 187g φ3〜10mm 少し大きめ
ネジザウルスRX(PZ-59) 200mm 300g φ3〜15mm 大きなネジまで対応。針金も切れる
ネジザウルスVP-5(PZ-68) 220mm 550g φ3〜9.5mm バイスプライヤー型。挟んで固定できる

※仕様はミスミの商品ページ・シリーズ比較表より。「つかめるネジ頭の大きさ」はメーカーの目安です。

つかめるネジ頭の大きさを比べると

φ0φ5φ10φ15mm
M2
無印(PZ-55)
GT(PZ-58)
XP(PZ-56)
RX(PZ-59)
VP-5(PZ-68)

家具や家電のネジの頭は、多くがこの真ん中あたりの大きさです。GTはφ3〜9.5mmまでつかめるので、ふだん目にするネジのほとんどをカバーできます。

「先端くわえ部」と「本体くわえ部」の違い

ネジザウルスの仕様を見ると、「先端くわえ部」と「本体くわえ部」の2つが書かれていることがあります。たとえばGTなら、先端くわえ部がφ3〜9.5mm、本体くわえ部がφ5.5〜10mmです。

つかむ場所 どこ? 向いているネジ
先端くわえ部 いちばん先のタテ溝の部分 小さめのネジ、狭い所のネジ
本体くわえ部 先端より少し根元側の部分 少し大きめのネジ頭

小さいネジは先端で、少し大きいネジは根元寄りでつかむ、と使い分けられるようになっています。つまりGTなら、だいたいφ3〜10mmのネジ頭まで1本で対応できます。

ネジの頭の形とネジザウルスの相性

ネジザウルスが使えるかどうかは、ネジの頭の形で決まります。家具や家電でよく見るネジの頭は、おもに次の4つです。

ナベネジ○ つかめるトラスネジ○ GTなら皿ネジ× 頭が出ない六角穴付きボルト△ 頭が出ていれば

ネジの頭 形 ネジザウルス
ナベネジ 頭が丸く盛り上がっている ○ 挟んでつかめる
トラスネジ 頭が低く、平たく広がっている ○ GTなど「トラスネジ対応」の種類なら
皿ネジ 頭が材料の中に埋まって平ら × 挟むところがない
六角穴付きボルト 円柱形の頭に六角の穴 △ 頭が出ていれば挟める

外したいネジの頭を見て、少しでも出っ張りがあればネジザウルスの出番、平らで埋まっていれば別の工具、と覚えておくと迷いません。

自分のネジ頭の大きさを確かめる方法

「φ3〜9.5mm」と言われても、ピンとこない人も多いと思います。ネジの太さ(M3・M4など)と頭の大きさの関係を知っておくと、選ぶときの目安になります。

ネジの太さ ナベネジの頭の直径(例) GTの先端でつかめる?
M3 約5.5mm ○
M4 約7mm ○
M5 約9mm ○(先端の範囲ぎりぎり。本体くわえ部なら余裕)

※ナベ小ねじの頭の直径は、ミスミのなべ小ねじ(SUNCO)の寸法表より。ネジの種類やメーカーによって少し違います。

実際のネジの頭の大きさは、定規を当てればだいたいわかります。頭の直径が1cm以下ならGTでつかめる範囲、と覚えておけば十分です。それより大きいネジ頭が多いなら、φ15mmまで対応するRXを考えましょう。

結論:迷ったら「ネジザウルスGT」でOK

現場で使っているネジザウルスGT ブラック(TRUSCO TPZ-58)
わたしが現場で使っているネジザウルスGT(ブラック・TRUSCO TPZ-58)

ネジザウルスにはたくさんの種類がありますが、日常使いならネジザウルスGT(PZ-58)をおすすめします。わたしも引っ越しの現場ではGTを使っています。

じつは、GT以外のネジザウルスを1つ使ったこともあります。ただ、それは太くて使いづらかったです。ネジザウルスは種類によって大きさや重さがかなり違うので、ふだん使いには、手になじむ大きさのGTがいちばんだと感じています。

ネジザウルスには、水回り、電気工事、建築関係、自転車、バイク、日曜大工など、いろいろな用途に合わせた種類があります。ただ、専門の仕事をしている人以外は、GTで十分だと思っています。

GTをおすすめする理由1:専門職以外はGTで十分

ほかの種類は、精密機器用、大きなネジ用、固定して回す用など、それぞれ得意な場面がはっきりしています。逆に言うと、家具や家電のネジを外すくらいなら、特別な種類は必要ありません。

GTをおすすめする理由2:日曜大工程度の作業ならGTで足りる

棚の組み立て、家具の解体、家電の取り外しなど、日曜大工くらいの作業で出てくるネジは、GTの「φ3〜9.5mm」の範囲にほとんど収まります。

GTをおすすめする理由3:ちょうどいい大きさ

GTは長さ16cm、重さ130gです。大きすぎず小さすぎず、工具箱に入れておいても邪魔になりません。RX(200mm・300g)やVP-5(220mm・550g)と比べると、軽さがよくわかります。

GTをおすすめする理由4:頭の低いトラスネジにも対応

トラスネジは、頭が低くて丸い形のネジです。頭の出っ張りが少ないので、ふつうのペンチではつかみにくいのですが、GTは頭の低いトラスネジにも対応した先端になっています。家具の金具などで見かけることがあるので、これは大きなポイントです。

比べるところ ネジザウルス(PZ-55) ネジザウルスGT(PZ-58)
全長 150mm 160mm
重さ 125g 130g
先端でつかめるネジ頭 φ3〜8mm φ3〜9.5mm
頭の低いトラスネジ 商品名に記載なし 対応
ミスミでの単価(税別) 2,513円 2,594円

※価格は2026年11月時点のミスミの通常単価(税別)。販売店や時期によって変わります。

無印のネジザウルスとGTの値段の差は小さいので、つかめるネジの範囲が広くて、トラスネジにも対応しているGTを選んでおくと安心です。

GT以外を選んだほうがいい人

GTで足りない場面もあります。次のような人は、ほかの種類を検討してください。

こんな人 おすすめ 理由
パソコンや電子機器の小さなネジを外したい M2(PZ-57) φ2〜3.5mmの小さなネジ頭に対応。先が細く、狭い所にも入る
大きなネジや太いボルトも外したい RX(PZ-59) φ3〜15mmまで対応。針金も切れる
固く締まったネジを少ない力で回したい VP-5(PZ-68)など バイスプライヤー型で、ネジを挟んで固定したまま回せる
奥まった場所のネジを外したい VP-3(PZ-66)など先が長いタイプ 先が長く、奥まで届く

それぞれの種類のくわしい特長

ネジザウルス(PZ-55)は、シリーズの基本となるモデルです。先端でφ3〜8mmのネジ頭をつかめます。GTとの値段の差は小さいので、これから買うならGTのほうが対応範囲が広くておすすめです。

ネジザウルスM2(PZ-57)は、パソコンのプリント基板や電子機器などに使われる、M2以下の小さな精密ネジ向けです。長さ12cm・重さ100gのポケットサイズで、先が細いので狭い所にも入ります。グリップは静電気対策がされていますが、絶縁工具ではないので電気が流れている所には使えません。落下防止のストラップ穴も付いています。

ネジザウルスXP(PZ-56)は、GTより少し大きいモデルです。先端でφ3〜10mm、本体でφ5.5〜14mmまでつかめます。

ネジザウルスRX(PZ-59)は、φ3〜15mmと大きなネジ頭まで対応するモデルです。T型のグリップでねじれに強く、先端がギアのようにかみ合う形で、薄い板をつかんだり、針金を切ったりもできます。そのぶん、長さ200mm・重さ300gと大きく重くなります。

ネジザウルスVP-5(PZ-68)は、バイスプライヤー(挟んだまま固定できるプライヤー)型のモデルです。ネジを挟んでロックできるので、固く締まったネジも少ない力で回せます。開き幅を自動で合わせる機能や、挟む強さを調整するネジも付いています。ただし重さは550gと、GTの4倍以上あります。

ネジザウルスVP-3(PZ-66)は、先が長いタイプで、奥まった所のネジを外すのに向いています。

このほかにも、ミスミでは「SE」「JS」「DF」「VA」「CP」「GTV」「Z Plus」「VAX」など、用途や形の違う種類が売られています。ここまで種類が多いと迷うのも当然です。

選び方の流れ

外したいネジの頭は出ている?
↓ 出ている
ネジ頭の大きさは?
小さい
(φ3mm未満)
→ M2
ふつう
(家具・家電)
→ GT
大きい
(φ10mm以上)
→ RX
↓ 出ていない
皿ネジ・頭が埋まったネジ
→ ネジバズーカなど

ネジザウルスでも外せないネジ

ネジザウルスはとても頼りになる工具ですが、どんなネジでも外せるわけではありません。

外しにくいネジ 理由 代わりの方法
頭が出ていないネジ(皿ネジなど) 挟むところがない ネジバズーカ(つぶれた溝に先を突き刺して回す)
六角穴付きボルトの六角穴がつぶれた 頭が埋まっていると挟めない ネジモグラ(六角穴付きボルト用のビット)
サビがひどいネジ 完全にサビたネジは使えない場合がある 先にサビ取り剤(ネジザウルスリキッドなど)を使う
焼入れされた硬いタッピングネジ、接着剤で止めたネジ メーカーが「使用できない場合がある」としている 無理をせず、専門の業者に相談する

※メーカーの注意書き(ミスミの商品ページ)と、エンジニアの製品資料・ネジバズーカの紹介記事より。

わたしも、ネジによってはGTでもすべってつかめないことがあります。ネジザウルスは頼りになりますが、万能ではないと思っておいたほうが安心です。

ネジザウルスで外れなかったときの対処法は、ネジザウルスでも外れない場合の対処法でくわしく解説しています。サビたネジには、ネジザウルスリキッドでサビを取る方法もあわせてどうぞ。

ネジのトラブルで使えるエンジニアの関連工具

エンジニアは、ネジザウルス以外にもネジのトラブルを解決する工具を出しています。ネジザウルスで外せないときに知っておくと役立ちます。

工具 どんなときに使う?
ネジザウルスリキッド サビたネジのサビを落としてから回したいとき
ネジバズーカ 十字の溝がつぶれたネジ。皿ネジのように頭が出ていないネジにも使える
ネジモグラ 六角穴がつぶれた六角穴付きボルト
強力貫通ドライバー ハンマーで叩いて、つぶれたネジやサビたネジ、固着したネジをゆるめたいとき

※エンジニアの製品資料と、ネジバズーカの紹介記事(家電批評 360life)より。

ネジバズーカは、つぶれたネジの溝に先を突き刺して回す工具です。傷みが軽いときはグリップを押しながら回し、ひどいときはハンマーで打ち込んでから回します。ネジザウルスが「頭を挟む」工具なのに対して、ネジバズーカは「溝に食い込ませる」工具、と覚えておくと使い分けやすいです。

ネジザウルス

ネジの頭を挟んで回す
→ 頭が出ているネジ向け

ネジバズーカ

つぶれた溝に食い込ませて回す
→ 頭が出ていないネジにも

引っ越しの現場でネジザウルスGTが必要な理由

引っ越しの現場では、ベッドをバラして運ぶことがよくあります。ベッドはバラさないと部屋から出せないことがほとんどなので、ネジを1本なめてしまうだけで作業が止まってしまいます。

以前、ベッドのネジをなめてしまい、輪ゴムを使ってもダメだったことがありました。そのときはちょうどネジザウルスをなくしていて、近くのホームセンターまでわざわざ買いに行ってネジを外しました。それくらい、ネジザウルスは現場で重要な工具です。

ネジをなめないための回し方や、なめたときの対処の順番は、ネジをなめない回し方の記事でまとめています。

持ち歩くならキャップもあると便利

ネジザウルスGTは、使わないときも先が開いたままです。工具箱やバッグに入れるときは、GT専用のキャップ「ウルスマスク(PZM-58)」を付けると、コンパクトになります。実際に付けた様子はウルスマスクのレビューで紹介しています。

現場でのネジザウルスGTの使いみち

ネジザウルスGTは「なめたネジを外す工具」ですが、引っ越しの現場ではネジ以外にも出番があります。わたしが実際に使っている場面をまとめました。

① なめたネジを外す

ベッドなど、バラさないと運び出せない家具のネジ

② 食卓テーブルのネジ

食卓テーブルのネジが回らないとき

③ ベッドの木ダボを抜く

手では抜けない木ダボをつかんで抜く

④ アース線の先をととのえる

洗濯機や電子レンジのアース線の先がボソボソで差しにくいとき

ベッドの木ダボが手で抜けないとき

ベッドの部材どうしは、ネジだけでなく木ダボ(部材の穴に差し込んで位置を合わせる、小さな木の棒)でつながっていることがあります。バラしたあと、木ダボが部材にきつく刺さったまま手では抜けないことがあります。

そんなときは、GTで木ダボをつかんで抜いています。

洗濯機や電子レンジのアース線

洗濯機や電子レンジのアース線は、引っ越しのたびに外したり付けたりします。アース線の先の銅線がボソボソにほつれていると、アースを差すところに差しにくいことがあります。

そういうときにもGTを使っています。わたしは導線を切るのにもGTを使っていて、ネジを外す以外にも使えて便利です。

※アース線をさわるときは、家電の電源プラグをコンセントから抜いてから作業してください。

使う場面 どんな状態のとき?
なめたネジ ドライバーで回せなくなったとき
食卓テーブルのネジ ネジが回らないとき
ベッドの木ダボ きつく刺さって手で抜けないとき
洗濯機・電子レンジのアース線 先がボソボソで差しにくいとき

1本でいろいろな場面に使えるので、わたしは工具箱にGTを入れて現場に持っていっています。

わたしが現場で使っている工具とネジザウルスの役割

引っ越しの現場で家具をバラすとき、わたしはネジザウルスを「最後の手段」として工具箱に入れています。ほかの工具との役割分担はこんな感じです。

工具 役割 くわしい記事
マキタのペン型インパクトTD022D ネジの多いベッドなどを速くバラす レビュー
ボールポイント六角ビット・首振りホルダー 六角ボルト、まっすぐ入らない所 レビュー
手回しドライバー(プラス2番) ネジが1〜2本のとき、狭い所 回し方
ネジザウルスGT なめてしまったネジを外す最後の手段 使い方
ネジザウルスリキッド サビたネジのサビを落とす レビュー

ふだんは電動やドライバーで回し、それでもダメなときにネジザウルスを使います。出番は多くありませんが、ないと作業が止まってしまう工具です。

ネジザウルスGTの気になるところ

GTを使っていて、大きな不満は特にありません。しいて言えば、使わないときも先が開いたままなことくらいです。

わたしは、GT専用のキャップ「ウルスマスク」を付けて持ち歩いています。付けると先が閉じた状態でまとまるので、コンパクトになります。くわしくはウルスマスクのレビューで紹介しています。

気になるところ わたしの対策
使わないときも先が開いたまま 専用キャップ「ウルスマスク」を付ける
すべってつかめないネジもある ネジバズーカやサビ取り剤など、ほかの方法を使う

ネジザウルスGTの基本の使い方

使い方はシンプルです。くわしい手順は写真付きでネジザウルスの使い方を実際の写真で紹介した記事にまとめていますが、流れはこうです。

STEP1

ネジの頭を、先端のタテ溝の部分でしっかり挟む

→

STEP2

挟む力をゆるめずに、ゆるめる方向(左)に回す

→

STEP3

少し浮いてきたら、手やドライバーで外す

ポイントは、挟む力を途中でゆるめないことです。挟む力が弱いと、先端がネジの頭からすべってしまいます。

ネジザウルスの値段の目安

名前(型番) ミスミの通常単価(税別)
ネジザウルス(PZ-55) 2,513円
ネジザウルスM2(PZ-57) 2,538円
ネジザウルスGT(PZ-58) 2,594円
ネジザウルスRX(PZ-59) 3,170円
ネジザウルスVP-5(PZ-68) 6,243円

※2026年11月時点。ネット通販のセールなどでは、これより安く買えることもあります(INTERNET Watchでは、GTのセール価格が2,038円と紹介されていました)。

ホームセンターでも売っていることが多いので、急ぎのときは近くのお店を探してみてください。わたしも現場で困ったときは、ホームセンターで買いました。

ネジザウルスを買う前のチェックリスト

買う前に確認すること

☑ 外したいネジの頭は出ているか(出ていなければネジバズーカなど)

☑ ネジ頭の大きさはφ3〜9.5mmくらいか(GTの範囲)

☑ 精密機器の小さなネジならM2を選ぶ

☑ ひどくサビていないか(サビ取り剤も用意する)

☑ 持ち歩くならキャップ(ウルスマスク)もあると便利

よくある質問

Q. 無印のネジザウルスとGT、どっちがいい?

値段の差は小さいので、GTがおすすめです。GTのほうがつかめるネジの範囲が広く(φ3〜9.5mm)、頭の低いトラスネジにも対応しています。

Q. ネジザウルスは1本あれば足りる?

家具や家電のネジを外すくらいなら、GTが1本あれば足ります。精密機器を分解する人や、大きなボルトを外す人は、M2やRXを追加で考えましょう。

Q. 頭が出ていないネジはどうする?

ネジザウルスは頭を挟んで回す工具なので、皿ネジのように頭が出ていないネジはつかめません。ネジバズーカのように、つぶれた溝に先を突き刺して回すタイプの工具を使います。

Q. サビたネジにも使える?

サビたネジにも使えますが、完全にサビたネジには使えない場合があるとメーカーは注意しています。先にネジザウルスリキッドなどのサビ取り剤を使ってから回すと外しやすくなります。

Q. どこで買える?

ネット通販のほか、ホームセンターで売っていることも多いです。

Q. ふつうのペンチで代わりにならない?

ふつうのペンチは先の溝が横向きなので、ネジの頭を挟んで回そうとすると、すべってしまいがちです。ネジザウルスは先にタテ溝があり、ネジの頭に食い込むように作られているのが大きな違いです。

Q. ネジザウルスはネジ以外にも使える?

わたしは、ベッドの木ダボを抜いたり、洗濯機や電子レンジのアース線の先をととのえたり、導線を切ったりするのにもGTを使っています。ネジ専用と思わず、ペンチ代わりに1本持っておくと便利です。

Q. GTとVP-5はどう違う?

どちらも先端でつかめるネジ頭はφ3〜9.5mmです。VP-5はバイスプライヤー型で、ネジを挟んで固定したまま回せるので、固く締まったネジに強いです。一方で、重さはGT(130g)の4倍以上の550gあります。ふだん使いや持ち歩きならGT、固いネジを外す機会が多いならVP-5、という選び方になります。

Q. ネジザウルスとネジザウルスリキッドは一緒に使える?

はい。サビたネジには、先にネジザウルスリキッドでサビを落としてから、ネジザウルスで回すと外しやすくなります。わたしが実際に使った様子はネジザウルスリキッドのレビューで紹介しています。

まとめ

  • ネジザウルスは、先端のタテ溝でネジの頭をつかんで回す工具
  • 種類は多いけれど、迷ったらネジザウルスGT(PZ-58)。専門職以外はGTで十分
  • GTは16cm・130gのちょうどいい大きさで、φ3〜9.5mmのネジ頭と頭の低いトラスネジに対応
  • 小さな精密ネジはM2、大きなネジはRX、固いネジはVPと、用途がはっきりしている人だけ別の種類を
  • 頭が出ていないネジは、ネジバズーカなど別の工具で

ネジをなめてしまうと、家具がバラせず作業が止まってしまいます。いざというときのために、ネジザウルスGTを1本、工具箱に入れておくと安心です。

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